アエル商店街付近の史跡紹介(1)

 今日は諫早市の中心部にあるアエル商店街周辺の史跡を紹介したいと思います。
まずは高城(諫早城・亀城)です。
上山公園の駐車場に車を止め、信号を渡るとすぐ目の前が高城です。

こちらは搦め手側で高城最上部の曲輪へと歩きやすい道が続いています。

この高城は中世期に西郷氏によって築かれた城で、後に諫早家の所有となり、
大正12年頃に諫早家から寄付を受け、諫早公園として市民に開放されています。


登り始めて5分で頂上部に着きます。
頂上部ではシルバーさん達が休憩していました。
いつも高城をキレイにしてくれてありがとうございます。

ちなみに高城一帯は「城山暖地性樹叢(しろやまだんちせいじゅそう)」といって、
縄文時代からの自然林が残っており、国の天然記念物に指定されています。
山頂部広場には国内最大級のヒゼンマユミが立っています。
大正2年に高城で発見された新種のマユミが学会で発表され、
肥前で発見されたマユミ」ということでヒゼンマユミと名づけられました。


高城内には他にも江戸時代に建てられた藤原明神、高城明神、亀の塔(がめんとさん)といったものがあります。

上の写真で亀が石塔を持ち上げているのがわかりますか?
本明川の山下淵にいる大亀が城の下に潜り込み、敵が城を攻めると亀が手足を伸ばして山を押し上げるので、敵が攻めることができなかった。」という伝説があり、
大亀の背中に石塔が作られたと言われています。
散策した日はお祭りがあっていたので、私以外にも写真をとっている人が何人もいました。


上の写真が諫早市のシンボルとも言える県内最大級の大クスノキ
幹周り11.6m、高さ29.5mの樹齢600〜800年という長老様。
諫早高校の卒業アルバムの撮影スポットとしてなど市民に親しまれています。
私も高校時代、体育祭の応援練習をこの樹の前でしていたのを懐かしく思います。


山頂部忠魂碑


山頂部からの展望
 


諫早がうんだ日本浪漫(ろうまん)派の詩人、伊藤静雄の詩碑
 


木下氏の銅像
 


高城神社を横から


高城大手口(眼鏡橋そば)


以上が高城の様子でした。

           報告 DENTA


諫早公園散策の帰りはぜひアエル商店街にお立ち寄り下さい。
食事、喫茶、買い物に便利です。
皆様のお越しをお待ちしております。