赤松坂と久山磨崖仏三十三観音

先日、旧長崎街道沿いに植樹をしている団体がいることを知り、長崎街道を歩いてみようと思いました。
郷土史家の先生が「久山から貝津・小船越方面の今の国道34号線は、昔は深田や塩田があるような水はけの悪い土地だったから、
長崎街道は山沿いを通っているんだよ」とおっしゃっていたことを思い出し、久山・貝津境を歩いてみました。

創成館高校の脇の新しくできた道路を登りきった所から右折し、しばらく歩きます。
途中、お城でもないのに狭間があるブロック塀のある家や
下水道工事をしている方たちを横目に見ながら10分ほど歩くと「旧長崎街道」と書いた標柱を発見!

「赤松坂」はそのすぐ先にありました。

こちらは坂の上の方だったらしく、下ってみました。

赤松坂沿いには、NPO「ふれあいフレンド」等が植樹したアカマツが35本もあるそうです。

植樹した所の土の色が、周りの色と違うことからも最近植えられたことがわかります。
他にもシイタケ?が栽培されているようです。

また、赤松坂中腹は荷車が離合できるように若干広くなっています。

赤松坂はゆ〜っくり歩いても5分で下り終わります。

坂の登り口に「久山町まちづくり委員会」の説明があるので紹介します。


赤松坂・・・『この坂を登りつめた所に赤松の巨木があったことからこの名がついたという。
       坂道の保護のため石が敷きつめられていて緑陰の中にあって一面に苔が生えていたので「苔の道」ともよばれている。
また、この坂には太閤手植えの伝説があり、久山・貝津の境界を示すものとして「峠松」の名もあった』

赤松坂を下った家々の庭には見事なウメが咲いています。
 
そして、「磨崖仏33観音」の看板の指示に従い住宅街へ…
石が敷かれた参道がマンションに挟まれるようにありました。


お堂の前に小さな土俵がありました。

畑仕事をしていたおじいちゃんに話を聞くと、
この土俵は毎年秋のお祭りで子供相撲に使うそうです。

 
 
磨崖仏には風化が進んでいるものもあれば、まだ姿がはっきりしているものもありました。
昔、泊まり込みで彫った石工さんの苦労を感じました。
本当に33体あるのか数えてみたら・・・ちゃんとありました!
皆様もぜひ数えてみて下さい。難易度※やや難です。


33観音見学を終えて、再び赤松坂方面へ引き返します。
再び赤松坂と33観音の分岐点に戻ると、
昔の水路?や井戸?のようなものを発見!
ここには赤松坂に登る前の休憩所でもあったのだろうか?
  

分岐点から井桶之尾方面へ歩いてみた。
ここにも長崎街道の石標や「久山町まちづくり委員会」の案内があり、
アクロスプラザと工業団地の合流する交差点側から来た方がわかりやすかったことに気づいた。

下の写真は山口橋から見た久山城方面と街道案内

長崎街道はこのT字交差点の下をくぐって井桶之尾方面へと続きますが、
今回はこのへんでやめておきます。

長崎街道松並復元委員会は3/2日曜日に松並木植樹を破籠井地区で行うそうです。
今回、「久山町まちづくり委員会」の看板があったおかげで迷わずに散策できました。
今までそういう組織があったことを知らなかったですが、
こうしたまちづくりの組織が諫早市全体でまとまって活動ができればいいなと思いました。
ありがとう!久山町まちづくり委員会!


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報告 DENTA


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