他の地域のまちづくりに学ぼう(5)豊岡市

★先にお知らせ★
明日4月5日のアエルフリートーキングは主催者:山下さんの都合によりお休み致します。


長崎市出雲市が導入を試みた「通り名で道案内システム」。
通り名と位置番号による道案内で、QRコードで携帯電話からも現在地を把握できる。
兵庫県豊岡市出石(いずし)町もこのシステムをいち早く使いはじめた地域である。
出石は室町時代に山名氏の本拠地になったため但馬国の中心地となり、
江戸時代には城下町として栄えた。

上写真が戦国時代・山名氏の本拠だった時期もある有子(ありこ)山城跡と
江戸時代・山麓に築城された出石城址。
出石のシンボルといえば辰鼓楼(しんころう)と名物「皿そば」。

1706年に国替えで出石に来た仙石氏のもと、信州そば技法と出石のそば打ち技法が融合。
その後、出石焼きが始まり、白地の小皿に盛る様式が確立された。
今では、約50軒ものそば屋が並ぶ、関西屈指のそば処になった。
トロロ、ねぎ、卵をツユに入れて食べると、なんとも美味い。
辰鼓楼は諫早で言えば安勝寺の時鐘楼といったところか?
皿そば屋「湖月庵」2Fからは、辰鼓楼を目の前に見ながら名物を食することができる。

皿そば屋「近叉(きんまた)」前には、昔のそば作り道具が置いてある。

大手前通り


桂小五郎 潜伏居住跡。

出石城址から見た出石のまち。

出石城跡の先にある有子山城跡登山口周辺

豊岡市中心部は忠臣蔵で有名な大石よしたかの妻「りく」の出身地らしい。

先週3/28、豊岡市の「玄武洞コウノトリの郷公園地区」が
第3回まち交大賞の近畿地区代表に選ばれた。
まちづくりの交付金を有効利用していると評価を受けたようだ。
コウノトリの郷公園は、コウノトリの人工繁殖にも成功し注目を集めている。

しかし、遠くへ飛んでいかないように、羽を少しカットされていると聞くと悲しくもある。
二羽だけは別の所に入れられ、人工繁殖の実験がされているようだ。
コウノトリとタンチョウと鶴の違いって何だろう?鶴とタンチョウは同じ?

玄武洞付近は他に青龍洞、白虎洞、北朱雀洞、南朱雀洞とある。


歩き疲れたら、城崎温泉の足湯だ。無料足湯が何箇所かある。

城崎温泉「一の湯」前周辺

さすが近畿地区代表に選ばれた豊岡市。観光するところに困らない。
のどかで雰囲気もよい土地だった。


報告 DENTA
このページの写真は07年09月に撮影したものです。
長崎ウエスレヤン大学・まちづくり工房☆