アエル商店街付近の史跡紹介(3)

今日はまちづくり生涯学習室で、2つのイベントがありました。
その1つが「長崎街道松並復元諫早委員会」の話し合いでした。
松並復元委員会は長崎街道沿いに松並木を植える活動をしてらっしゃいます。今朝の長崎新聞にも記事がでていました。
参加されている先生方も、地元の人にもっと郷土史を知ってもらいたいという気持ちから様々な活動をしておられるようです。


私も諫早の見どころなどを紹介し、2014年の長崎国体でメイン会場になる諫早を全国にPRしていきたいと思います。


諫早市の中心部にあるアエル商店街周辺の史跡を紹介するパート3は慶巌寺と安勝寺です。
諫早公園から飛び石を渡って慶巌寺(けいがんじ)へ向かいます。

市の中心部にある本明川は古くから何度も大水害に襲われ、
川に架けられた木の橋はそのたびに流されていました。
このため昔の人たちは、この飛び石を利用して川を渡っていたんです。

飛び石を渡って反対側にでると、城山の様子がよく見えます。


そして、眼鏡橋の川反対にある慶巌寺(けいがんじ)に到着。
慶巌寺といえば八橋検校(やつはし・けんぎょう)!
八橋検校といえば『六段の調べ』、『六段の調べ』といえば、八橋検校!」
教員採用試験を受験される方はよく覚えておいて下さい。頻出問題です。

八橋検校江戸前期の音楽家で胡弓・三味線の名手です。
京都銘菓「八ツ橋」の語源とする説もあります。
慶巌寺の上人が琴の名手で、八橋検校もはるばる訪ねてきて、筝曲(そうきょく)の伝授を受けたそうです。このことから、山門下に「八橋検校六段発祥の地」という記念碑がたっています。

階段を登ると本堂に出ます。

山門をくぐった左手に南北朝時代の『名号石』(みょうごうせき)があります。

この碑は、生きとし生けるものすべての平等利益を祈念してつくられたものですが、
観応の擾乱(かんのうのじょうらん)期に、諫早足利直冬勢力下、もしくはその支援勢力であったことを裏付ける可能性が高い資料といわれています。


六地蔵


諫早家家紋入りの瓦


水子観音と山のように盛られた墓




十六羅漢
 



慶巖寺山門を裏から(一部編集)



 



慶巌寺入口の橋と地蔵様
 

以上が慶巖寺の写真でした。
慶巖寺を降りて、川沿いにアエル商店街の方へ歩いていくと
安勝寺(あんしょうじ)に着きます。


入口の石柱に「旧諫早街道 安勝寺(本陣)」と記してあるように、
江戸時代の大名やあのシーボルトも宿泊に利用したようです。
さあ安勝寺といえば時鐘楼(じしょうろう)

この鐘は諫早で初めて時を告げた鐘です。
晦日から元旦にかけての夜は、この鐘をつくために行列ができます。
私の友人も毎年1番に鐘をつこうと並んでいます。
(ちなみに今年は2番手グループだったようです)

上が安勝寺本堂です。(一部編集)


高城橋付近から見た高城


以上、アエル商店街近くの2つのお寺を紹介しました。
だらだらと書いた長い文章を最後まで読んでくださった方々ありがとうございました。


☆お知らせ☆
諫早公園散策の帰りはぜひアエル商店街にお立ち寄り下さい。
食事、喫茶、買い物に便利です。

諫早名物「むっちゃんまんじゅう」を食されてはいかがでしょうか

アエルいさはや1階にお店があります。
「むっちゃんハムエッグ」と「むっちゃんバーガー」が私のお気に入り★です。


まちづくり生涯学習室では、毎週火曜14:00〜16:00と金曜19:30〜21:30に
HPとブログの無料講習をやっています。
私もいろいろと教えてもらいためになってます。
詳しくはコチラ→http://wi-wai-town.b1388.jp/article/0010183.html


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